2009年8月26日 (水)  李下に蹴径無し

「李下に冠を整さず」に似た言葉に「李下に蹴径無し」という言葉があります。
「李下に冠を整さず」が公務を遂行する官吏が疑われる行為をしないということに対して、「李下に蹴径無し」は官吏が不審に思われるような請託を受けないことをいいます。

一昔前にあった「不思議な伝説」があります。
警察官は仲間意識がつよく、警官および警官の関係者が逮捕されことに特別の便宜を図るという噂がありました。
例えば、警察官は関係者に名刺を渡していて、交通違反等をしたときに切符を切られる前にその名刺を警察官に見せると「見逃して」もらえるという噂がありました。実際に、警察官の名刺を持っている複数の人からその様な話をよく聞きました。「切符をきられた後に名刺をだしたら、だめなんだよなぁ」と言っていたことに、私に「本当かもしれない」と疑いを持たせるものがあります。

公務員が犯罪を犯した時にメディアにその公務員の顔写真が公表されないことが多いと感じている。特に、警察官の顔写真が公表されたことは皆無のように思います。数年前のこの日に福岡の市職員が起こした事故「福岡市で06年に起きた3児死亡飲酒事故」のように大きなニュースになると、しぶしぶと市役所が市職員を登録している名簿(?)から提供されたと思われる写真がニュースで使用されているようだ。(あくまでも想像です)もちろん、警察官にも同様な名簿があるはずです。
ところが、警察官の不祥事でその警察官の顔写真が公表されることが無いと感じています。

福岡県警小倉南署地域1課の巡査部長、古賀達雄容疑者の場合も顔写真が公表されることはありませんでした。しかも、アルコール検査を拒否した古賀達雄容疑者に実際にアルコール検査したのは事故の10時間後でした。アルコール検査拒否はそれだけで罪になるはずなのに。10時間後のアルコール検査はアルコールが検出できなくなる可能性が十分にありえる時間です。これはある女優が覚せい剤使用を判定できなくするために逃亡したとされる事に似ているような気がします。(逃げ得)

検察はこの女優を覚せい剤使用で告訴するそうです。
それに対して、警察自身がアルコール検査の時間を遅らせたのは仲間である警察官をかばうためだったように思えるのは私だけだろうか。もしそうだとしたならば、これは明らかに犯罪ですよね。公務員同士の「暗黙の請託」を感じるのは私だけだろうか、、、、

今日、「はこづづみ」交差点で事故がありました。警察官が関与しない事故に対して警察官はテキパキと処理するようです。まして、10時間の時間を置いて検査をする事は無いようですね。遅れての検査はそれだけ証拠能力がなくなる事を警察官も認識しているからではないでしょうか。

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福岡県警小倉南署地域1課の巡査部長、古賀達雄容疑者(49)=同県福智町赤池=が、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕された事件で、県警は26日午後、古賀容疑者を、逮捕容疑に加え、道交法違反(酒酔い運転)の疑いで送検する。県警によると、古賀容疑者は「当時の記憶がない」と供述しているという。逮捕時は「酒を飲んだ」と飲酒について認めていたとされる。県警は、古賀容疑者を懲戒免職処分にする方針だ。 

http://www.asahi.com/national/update/0826/SEB200908260008.html

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〔李下無蹴径〕李下に蹴径無し(りかにけいけいなし)
すももの木の下に隠れた小道がない。賢明な政治家の下では請託(せいたく)贈賄(ぞうわい)など不正の行われる路のないことのたとえ。
◇李下に蹴無し唐の李乂(りがい)は吏部侍郎であった時、宋m(そうけい)たちと官吏を選任することをつかさどったが、請託を受けなかった。そこで時の人々が「桃李言わざれども、下自(おのずから)ら蹴(みち)を成す」ということわざをもじり、桃李の李(すもも)と李乂の李とをかけて、「すももの木の下に隠れた小道がない」と語った」という故事。
〔唐書、李乂伝〕(李乂)進吏部侍郎仍知制誥。
与宋m等同典選事。請謁不行。時人語日、「李下無蹴径。」

○制諾=詔勅。○請謁=権力のある人に頼みこむ。

李下に冠を整さず
http://www.agape.jp/koji/rikani.html

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