2021年10月9日 (土)  銀木犀

ゆつくりと私は道を踏みはづす金木犀のかをりの中で
筒井(笹井)宏之

10月10日の前後に香始める金木犀。
金木犀はいつもどこにいるか判らないしその存在さえも気づかれない。
しかし、この時だけは香が届き居場所を探してしまう金木犀の樹。
この数日のために人はこの木を植えているのだろうね、、

もう十数年前、研究所を出てくるときに所内に銀木犀が咲いていた。
はじめて銀木犀の存在を知った日だ。あの日も雨だった。
金木犀はその香で365日の数日間ではあるが存在感がある。比べて銀木犀は香が少ない。しかも、これまた存在感のない花の色。でもね、植物学の分類上、金木犀は銀木犀の変種とされているんです。

今年の金木犀は数日間の雨の為に色が褪せている。

あの時、ドクターから「The door of my laboratory is always open for you.」と言われた。そのあとに、か・た・こ・と・の日本語で「いつでも帰っておいで」といわれた。
私は今年も銀木犀を探しています。

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