Diary 2006. 4
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2006年4月1日 (土)  大人の両腕

想像してほしい。

15階(約45メートル)の高さからのべランダから両手で空中に突き出された時の自分を。次の瞬間に手を離されて落ちて行く自分を。
大人の両腕は子供らにとって温かく包んでくれるものであってほしい。

ニュースでは15階で少年を追って、突き落したと思われる不振者の映像が流れる。普通の人に見える。

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ジムのメニューが変更になリました。なんか、レッスンの中にウェイトトレーニングが入っている。レッスン後に「ウェイトトレーニングでへとへとっ」と云う私に、金色のバングルをした女性は「私だって2Kのダンベルだったんだよ」とのたまう。しかも、涼しげに

【追記】
15階建てのマンションから幼児を落とした事件を聞いて思う。

全ての子供たちに抱擁を
http://www.agape.jp/cgi-bin/diary/diary.cgi?mode=popup&y=2005&m=6&d=15


2006年4月2日 (日)  猫背

自覚症状のない肩こりに苦しんでいます。
整体の先生方もあきれかえられています。「姿勢に気をつけて、お風呂で温まってください」と云われるけど、今日も猫背の私です。

心まで「猫背」、、縮こまってしまう。「シャンッとしなくちゃ」と思う今日です。


2006年4月3日 (月)  

バス停でバスを待っていたときに、伯母の家の裏庭に梅がほころんでいました。
テレビでは「桜さくら」とニュースになる中で、ここではやっと「梅」がほころびました。

知ってますか?梅だけが「花がほころむ」と表現するのです。では、散るときはなんというかというと「花がこぼれる」というのです。

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バスに乗ると新社会人と解るま新しいスーツを着た人を見かける。


2006年4月4日 (火)  心も

昼休みに外に出るとサラリーマンでいっぱいです。

スーツが新しくて高そうなので、直に新社会人と解ってしまいます。そうそう、足が長く見えると云う亊でスラックスが細くなりましたよね。つられてか、目ガネのレンズまでが細くなってきているようです。

次は何が細くなるのだろうか。


2006年4月5日 (水)  

今日は、小雨です。

ここ二週間位、父の状態がよくありませんでした。昨日から農作業に戻ったようです。
人間はいくつになったら、迷いが無くなるのでしょうか。

小雨の中、父は外で働いるのでしょうね。(私は暖かい部屋の中で働いている)

私はひねくれているのかもしれない。雨の風景が好きなんです。でも、今日は「あまり降らないで」と願う。でも、空は雨を落とす。

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春雨のかくまで暗くなるものか
高浜虚子


2006年4月6日 (木)  春の服を着つづる

今朝、すごいものを見ました。

多分、ドーベルマンと云う犬だと思うのですが、成犬2頭にリードをつけて、自転車で散歩?している老人を見ました。
しかし、その光景は「犬ぞり」のような状態でした。その犬が突進している様は絶対に「散歩」ではなく、犬が老人を引きずっている状態でした。現に老人は自分でペダルをこいでいませんでした。
さて、この状態で事故を起こしたらどうなるのでしょうか?.運転者は犬か?.少なくとも老人の意志で自転車が動いたとは思えない。

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家に帰ると父と母が「うたた寝」をしていました。
私は仕合せだと思う。いつも私が春の服を着ていられるのはこの人たちのおかげかもしれない。


2006年4月7日 (金)  この縁はありやなしや

気が付いたら、私は伯母の家の裏庭の梅の花を見る事が日課になっていました。
黒染の花など咲く理由もないのに、普通に咲く梅の花を見て、私は安心をしています。
梅の花咲く枝に雀がとまっている様子を見て、その美しさと平和な「時」を感じます。もしかすると小賢しい知恵が私を困らせる原因なのかもしれませんね。

雀来て障子にうごく花の影
夏目漱石

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有耶無耶
「ありやなしや」を漢語的に書いて「有耶無耶」と書きます。それを音で読んで「うやむや」
つまらない「雑学」と自分を笑ってしまいます。


【名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと】
(なにしおはばいざこととはむみやこどりわがおもふひとはありやなしやと)

在原業平 古今和歌集 <羇旅 411>

【意訳】
「都」ということばを名に持っているのなら、さあ都のことを尋ねよう。都鳥よ。私の恋しいあの人は健在でいるか、どうかと。


府中で働いていた時の話です。
17時になり府中市役所のチャイムが鳴ったときに、私の上司が突然にこの和歌を口にしたのです。
しかし、ちょっと間違っていたので正しくは「こうですよ」と話したことがありました。
それから、私が「どうして、突然にこの歌を?」と訊ねましたら、上司は「いや、ちょっとね、意味もなく、、」と返事をしていました。

そしてこの歌についてつぎの話をしてくれました。
「業平が都から下り、言問橋のところまできて、都鳥をみて詠った歌だよ。私が思っている都にいる人は今どうしているのだろう?とね」とにこやかに笑って話していました。


今頃、『伊勢物語』九段を読んで、この歌が「妻」の事を偲んで歌っている歌と知りました。
言葉だけで、歌の意味を知っていても私には何も理解していなかった。あの「笑み」の意味さえも理解できていなかった。
何故、そのときの私の上司がこの歌を口にしたのか今頃になって理解できたような気がします。

きっと、上司は別れたばかりの奥様の事を思っていたのでしょうね。「意味もなく」という言葉を鵜呑みにしていました。

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今日、ある人と珈琲を飲みながら淋しい話を聞きました。話していた人に淋しさを感じたのではなく、人徳の無い私に淋しさを感じました。

誰かと始めてあう時に「この縁はありやなしや」と問う私にはなりたくないと思う。


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