Diary 2007. 3
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2007年3月1日 (木)  西行が戻り松

今日から3月なのですね。

カレンダーをめくると春らしい「はりえ」がありました。

そのはりえには 船水善昭 静風春暖と書かれていました。


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中国の方を松島に案内するとき知った「西行の戻り松」についてずっと考えていました。

松島の「西行の戻り松」の経緯は次のURLをみてください。
http://www.ne.jp/asahi/tofunosato/sanpomichi/page063.html#lcn006


問歌
「月にそふ桂男のかよひ来て 薄ならむは誰が子なるらん」

まず、「桂男」について

幻想的な伝説があります。月を眺めていると美しい男性が現れて何処へといざなうそうです。この男性を桂男というそうです。不確かな情報ですが、和歌山県地方の伝説だったとおもいます。
さて、中国で「桂男」というと月に生えている想像上の植物を伐採している人をいいます。話はまだ続き、月には桂の木が生い茂り、ある男がその木を切り倒しているそうです。しかし、伐採しているその傍から桂は復元するように育っていくそうです。この為、この男は休まずに木の伐採をしているという話があります。
「月にそふ」と表現しているので、多分、「桂男」は月に関係のある人か物を指しているのでしょうね。
http://www.agape.jp/manyou/joga.html

そのつぎ「薄ならむ」について
この歌にこの単語に対する主語がないのです。ですから、呼びかけた男の子か、または、桂男、月などをさしているのかなぁと想像します。

「らむ」は〔連語〕《断定の助動詞「なり」の未然形+推量の助動詞「む(ん)」》
1 断定的な推量の意を表す。…であろう。…だろう。
2 仮定の事柄や想像した事柄などを表す。…であるような。…のような。

「薄くなっていくような、、、」という意味でしょうか。ここは想像ですね、、

「かよひ来て」は「通い来て」なのですが、「桂男がこの地に通い来る」と「問歌を問いびかけた人がとおる」と「月が満欠けの話」と掛けたようにおもわれます。太陰暦では毎月、月は生まれ変わるのですから。


「月に寄り添う桂男がこの地にかよいきて、月が薄くなっていくのは、(そして、薄れ行く月の代わりに桂男が)誰かの子になるからか?」「月が満ち、そして欠け、生まれ来るのは誰かの子供になろうとしてか?」もしくは直訳的に「月に寄り添う桂男が、通い来るのは誰かの子供になろうとしてか?」という単純な意味なのですが、桂男を理解していないと返事ができない歌なのです。もちろん、問いかけている人に対して「あなたは桂男で誰かの子になろうとしているのか」と問う歌です。

話はそれますが、仏の慈悲を「月の光」に比喩する事があります。もし問歌を受けた人が伝説どおり、宮千代だったとしたら、月は仏でそれに「よりそう」は寄り添うと「僧」を掛けているのかもしれません。


答歌
「雨もふり霞もかかり霧もふる はらむすすきは誰か子なるらん」

まず、最後の「誰か子なるらん」句を同じ言葉で、つのまり、疑問文に対して疑問文で返事をしています。

この歌を詠われた時間がわかりませんが、朝方なのでしょうか、夕方なのでしょうか。
雨もふり、霞もかかり、霧もふる。時間だけで「薄く」なるものてはなく、自然はもともとそうなのだよと答えです。
そして、上の三句は「ふり」「かかり」「ふる」と使っています。これは月の光を意識した言葉です。

「雨が降り、霞もかかり、霧もふる、ごく自然なことです。それならば、種を宿したススキは誰かの子になろうとしているのだろうか」という意味です。この歌の重要に事は「なにの意味も無くごく自然なことだ」ということ、それを強調するために上三句には「も」を使用しています。つまり、問歌は「あなたは仙人のように美しい」という事に対して「ススキがごく自然に種をつけるように、私は人ですよ」という答歌です。

ここでわざわさ「ススキ」をとりあげているのは何故だろうか、月見とススキの組み合わせっていつからあるのだろうか。単に、ススキなのかなぁ、、

問歌を受けて、答歌を返して、上の句を続けたようです。それが次の句です。

「冬萌えし夏刈れ草を刈りにゆく」

意味は「冬に芽ぐみ、夏に刈られる草を、刈り行きます」と自然の営みを詠った単純な意味なのですが、しっかりと「桂男」という単語(桂男の伝説)を受けた内容の意味なのです。上の句だけということは、「下の句をください」という意味だとおもいます。(因みに「冬に芽ぐみ、夏に刈られる草」とは「麦」のこと)

なんと、応えればいいのでしょうね、、、

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この歌を西行の作かと云うことについて、、、

想像ですが、、、、、
禅問答なるものは後世の作り話でしょう。
もし、この歌を西行の作ならば、禅問答ではなく純粋な気持ちで歌っていると思います。だから、上記は後世の人々がつくった「なぞなぞ」を考えたということなのかもしれませんね、

西行には「秋風を眼前に眺めて、かつて訪れたはるかな宮城野の原の、草葉からこぼれる露の美しさに思いをはせ作った歌」があります。
この歌で、禅問答の事実や歌が西行の作か、理解できると思います。

【あはれいかに草葉の露のこぼるらむ秋風立ちぬ宮城野の原】
(あはれいかにくさばのつゆのこぼるらむあきかぜたちぬみやぎののはら)

西行 新古今和歌集 秋上・300

【意訳】
ああ、今ごろどれほど草の葉に置いた露が散りこぼれていることだろう。今、秋風が吹き起こった。はるかかなたの宮城野の原よ。

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2007年3月2日 (金)  笑顔

あはははっ、、、おもちゃ箱をひっくり返したみたい。た・の・し・い。

あらゆるところで歌を歌っていたり、アクセサリーの路上販売、、、、、、

見つけました。その中に「あの笑顔」を書く人を、、、

私が「貴方の書く笑顔の絵が好きだ」と話をしたら、その人は「笑顔」について、いろいろと話をしてくれました。真剣に話す事はその人の「生き方」をあらわす物があり、私にも影響のあるものでした。

本当はここでその内容を書きたいのだけど、一字でも間違う事のできない内容だったので、躊躇しています。


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ありがとう
ありがとう素顔の
笑顔をありがとう

この人のHP コタロのお部屋
絵詩部屋 http://id10.fm-p.jp/29/kotarodefu

前の日記から
http://www.agape.jp/cgi-bin/diary/diary.cgi?mode=popup&y=2007&m=2&d=9

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2007年3月3日 (土)  春まけて

二ノ宮さんの漫画で「天才ファミリーカンパニー」というものがあります。その中に「春」という人が登場します。
最初は「何も考えていない、変人的な人物」という感じでした。話がすすむうちにとても冷静に物事を考えている人に見えてきて、最終巻ではこの想像された人物の生き方にひかれる物がありました。

何気なく、その「春」という言葉で季語を見ていたら、「春まけて」という言葉をみつけました。
「季節を擬人化した言葉かな」と想像しながら、季節は春なのに冬の名残があるということか、それとも、夏が早くきたといういみなのか、、といろいろと想像させる言葉ですね。

ネットでこの「春まけて」を検索すると多くのページがヒットしました。歌を読むとリズム感が、、あれっ下の句がない。あっそうか「春まけて」は季語だから俳句なんですね、私にはとても違和感のあるリズムです。
それでも、万葉集の時代から使われていた単語のようです。どうも、季節の押し合いという意味ではなく「春になって」という意味のようですね。想像だけがつ走ってしまった。


春まけてもの悲しきにさ夜更けて羽振き鳴く鴫誰が田にか住む 
はるまけて,ものがなしきに,さよふけて,はぶきなくしぎ,たがたにかすむ
万葉集 19巻 4141 大伴家持

【意訳】
春となって、そぞろ悲しいときに、夜も更けてはばたき鳴く鴨は、誰の田にすんでいるのだろうか

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ジムで「千の風になって」の英文の歌詞がしりたいといわれて、メールで歌詞を送ったら思いのほか喜んでもらえて、私も嬉しくなってしまいました。

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写真は庭の福寿草です。
今年はつぼみも見ない間にこんなになっていました。雪をみなかったためか福寿草を見ても実感がないものです。

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2007年3月4日 (日)  good music,good time for you.だったはずが

昨日も聞こえたんだ。歌声が、、、、、見に行きたかったけど、昨日は職場に急ぎました。
今日は我慢ができなくて寄り道をしちゃいました。

メジャーな曲と迫力のある音量、、、、
多分さぁ、色の面でいえば「黒人」が人間の中で一番に綺麗な人だよね。そして、歌声までいいんですか、ずるいよね。
1曲を聴きおえたらい、そこに子供が近寄っていきました。するとこの人は子供に素敵な笑顔を、、、そして、高い背を可能な限りに下げて近寄っていました。
残念だけど、そこでライブは終了でした。

これまた流暢な日本語で電子オルガンの女性を紹介して、「次は二時からはじめます」と話していました。

この前見たこの寄せ植えの花たちはこのテーマだったんですね。

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KURAX
「クラックス」は青葉通りと一番町の交差点
2nd Anniversary
フラワー ステージ(Flower stage)
12:00〜
14:00〜
3月3日 橋本邦彦トリオ ライブ
3月4日 Nathan Ingram & Friend ライブ

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帰宅したら、近所の造園屋さんの「おばあちゃん」が亡くなったときかされた。

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2007年3月5日 (月)  蒼い

ついこの前まで「円安」で、悲鳴が聞こえていたかと思うと、今度は円高だそうです。
上海から始まった「世界同時株安」の影響だという説もあります。あんまり、こんな事で一喜一憂するのもつらいものですね。

バス待ちで、大和証券のビル前に置かれた円相場のグラフを見ていると冷たい色が見えてきます。

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立川に住んでいたときの話です。

昭和記念公園の近くに「キムチ屋」さんがありました。その人と駄話をしていた時に話された内容が印象に残っています。
その人がいうには「ある日、私たちの所にトラックがきて有無をいわさず、トラックにのせられて日本につれてこられた」というのです。その時、私は「日韓併合」という歴史的な事実を知らなかったので意味がわからずにいました。
周囲の人に、この話をしたら「そんな話は信じられない」という人ばかりでした。しかし、今私が知っていることは「それに近いような何かがあったらしい」という事です。

後世の人が、今の私たちを見たとき恥じ入ることのない対応と事実をしりたい。

米下院議会で、慰安婦問題をめぐる対日非難決議案の知らせを聞いて思う。

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先週の日曜日に、花粉症に効くらしいという「ブレンドされたハーブティー」をを買いました。数日ためしてみたけど、花粉症の症状がかるくなったような気がします。

因みに、知り合いにこの話をしたら「いわしの頭も信心から」といわれました。

ブレンドされていたハーブは次のとおり。
  ローズヒップ
  ネトル
  エキナセアルート
  エルダーフラワー
  レモンバーベナ
  ペパーミント


そうそう、朝に伯母の裏庭にある梅の花がほころみ始めているのを見つけました。{あなたは私の気持ちも知らずに、今年もいつものように咲くのね}と思いつつ、誰も傷つけぬ者へ感謝しながらバスに乗りました。

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2007年3月6日 (火)  1.2.3

葬式の為に会社を休みました。

犬と散歩に行くと、葬式の案内の看板を見つけました。故人の笑顔を思い出し亡くなった事の現実をまた知ります。そして、それを自分に理解させようとしています。

犬は、私の気持ちを知らずリードを持つ私の手をなめてくれる。「あなたの存在も誰をも傷つけない」と犬の温かさ感じます。

私は「秋田犬なんて、引っ張る力がつよくて散歩が大変」と思っていましたが、従順で、騒がないようです。

しかーしっ、梅の画像をとろうとする私の手を引っ張るのはやめてよ、、、りゅう。

「ふたばってしめい」が、犬を殺そうとして大量の肉と、わずかな毒をもって家を出たのはこんな気持ちかも、、と思いました。「じゃますんなょ」といいながらも、ピントが合わない写真を気に入っています。

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2007年3月7日 (水)  皮肉

いつも、そこに当然にいるはずの人がいないと不安になりますね、、

藤崎の入り口にいつもいる「ねぎ」の二人がいなくて、きっと何か用事があってたまたまなんだろうけど、、、気になります。

だんだん、ここで歌を歌う人たちが増えてきて、しかも、レベルが上がってきているように思えます。この人たちは通りすがりの見ず知らずの人にでも歌を聞かせてくれるのです。  

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上祐史浩
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%A5%90%E5%8F%B2%E6%B5%A9

この人はオウム真理教で「マイトレーヤ」と名乗っていました。
マイトレヤ(サンスクリット:maitreya)と「マイトレーヤ」が同じなのかわかりませんが、マイトレヤは弥勒菩薩という意味です。
弥勒菩薩は兜率天(とそつてん)で、「釈迦の救済にもれた人をどのようにして救うか」と瞑想していると聞いたことがあります。

マイトレヤとはなんと皮肉な名前なんでしょうか、信者を救うために瞑想し考えた結果。
「オウム真理教」から「アーレフ」と名前を変えればいい。
「アーレフ」から、分派して新しい団体をつくればいい。

上祐についていく人は「アーレフ」の一割だという報道がありました。
上祐が、日本で一般社会人として生きていく事は難しいとおもいます。だからとして、人を巻き込むのは良くないと思うのです。
上祐の生き方を私が決めることはできないし、彼に強要もできないと思っています。しかし、彼は他人のことではなく自分自身のことを考えたほういいのではないかとおもう。

他人を非難することは簡単だ。まして、この人を非難しても誰からも反論されないとおもう。けど、この人の立場になったと仮定して「自分だったらどう生きていこうか」と考えると難しい問題だ。
私には「救われていない」のはこの人自身に見える。

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【朝三暮四】
目の前の差別にばかりこだわって結果が同じになることに気づかないこと。また、ことばたくみに人をだますこと。朝四暮三。
宋の国に狙公という人は「猿」をペットとしてかわいがっていたそうです。しかし、貧しくなって猿に十分な餌を与えられなくなったのです。それでこの人は、、
まず、猿にとちの実を、朝に三つ暮れに四つ与えようと言ったら猿は怒りました。ついで、、朝に四つ暮れに三つ与えようと言ったら猿は非常に喜んで納得したという、「荘子」「列子」にある寓話から。


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